いやぁ・・・・　今日は疲れました。

天災？は忘れた頃にやって来るモンですねぇ〜

ここ4年くらい、My９２８は絶好調だったのですが・・・、こう　気温が下がってくると何処かしら不具合が出てくるんですよ。

過去日記を読み直すと毎年正月に不具合（軽度）が出てるんですよねMy928




で、本日は出先にて事は起こりました。

場所は千葉の館山道の市原PA・・・・


トイレ休憩の後PAを出ようとしたら・・・　　ｴﾝｼﾞﾝが掛かりません。！！


まぁ、このクルマでは何回か出先でｴﾝｼﾞﾝ不動を経験しているので、今回もパニック状態にはなりませんでした。

症状は”セルを非ｱｲﾄﾞﾘﾝｸﾞ状態で回してみても、初爆が全くない状態”です。

むぅぅ・・・、今回はISCVのトラブルではなさそうです。　（※ ISCV：Idol spped control valve 。928ではｱｲﾄﾞﾙ・ｽﾀﾋﾞﾗｲｻﾞｰに相当します。）

ちょっと心臓の鼓動が早くなってきました。。。(^_^；


現在、朝の8時で外気温は９℃です。

寒いので（心も体も）、PAのロッテリアでコーヒーを飲みながら対策を考える。

急に起動しなくなった事から原因は電気系およびソレに由来する燃料系かな―と直感で思ったので、
調査手順は
�@ﾋｭｰｽﾞBOXのﾋｭｰｽﾞの確認
�AﾋｭｰｽﾞBOXのリレーの確認

・・・とりあえず今はコレだけ。　−というか「コレで済んでくれっ！」という希望的推測です(^_^；

しかし、コーヒーを飲む間　頭の中では『PC千葉へのローダー搬送』をシュミﾚｰﾄしていました。(-_-；

でも（自称）エンスーの名に掛けてもローダー搬送は避けたい所です。


さて、クルマに戻ろうとすると・・・　族の単車にMy928が囲まれた状態でオフ会？が開かれていました(-_-；；
２０台以上はいましたね（苦笑）

「はぁ・・」とため息一つついて、助手席のカーペットをめくりﾋｭｰｽﾞBOXを出します。

怪しいヒューズは燃ポンだと思っていたので、真っ先に３８番のFuel pump / oxygen sensor の青色ヒューズを調べた。

しかし、期待とは逆に切れてませんでした。

殆どのヒューズがライト＆空調関係なので、希望がかなり遠のきました。（泣）

でも、折角の機会なので、１番〜４５番のヒューズまで全てCheckすることにしました。

「うぅ〜〜、ヒューズ端子部分に白い酸化皮膜がけっこー出ていますなぁー」

３年前に全部交換して通電剤を塗布していたので、ちょっとショックです。

しかも３０A（緑色）のヒューズが２ヶ所程熱で溶断しかかっていました。２９番ﾗｼﾞｴｰﾀｰFANと２０番Airﾌﾞﾛﾜｰです。

　　　　　（1221追記）
予備は常備しているので、３０Aは全て交換です。



さてヒューズのCheckが済んだ所で、IGキーを回してみます。


きゅるるるるる・・・　（← ｽﾀｰﾀｰの音です）


非ｱｲﾄﾞﾙ状態でも相変わらず初爆がありません。(-_-；；；

バッテリー電圧はﾃｽﾀｰ読み値で11.2V。電圧も問題ありません。





さて、次はリレーのCheckです。

エンジン始動に関係するリレーは３ヶ所です。 XX�UのIgnition system、XXVのControl unit LH-Jetronic、XXVIのFuel pump これらは全て４０Aのリレー（５３と印字されているモノです）なので、コレも新品に交換。　リレーも５個ほど常備しています。

後は、リレーをグリグリ動かして接点の復活？を促してみた。念のために。


現在１０：３０です。
さて、これで手札は無くなりました。　コレでエンジンが掛からなかったら・・・、本気でローダーを考えなくては・・・

で、祈る気持ちでIGキーを回します。


きゅるるるるるるるるｒ・・・


やはり初爆は全くありません。


「あぁ、今回はヤバイかなぁ・・・」とすこし諦めモードに突入


希望の火も消えかかり、心も冷めて来たので、再度ロッテリアでコーヒー休憩を取ることに。。。


コーヒーを啜りながら、再度原因個所をイメージしてみた。

基本的な事ですが、エンジン起動のファクターをおさらいすると『�@燃料　�A吸気　�B圧縮　�C点火　�D排気』に分類できます。

これを元に初爆が全く無い現象を考えると、原因は３つ考えられました。
�@エアフロ死亡　−吸気系
�A燃圧が掛かっていない。※燃料が止まっているのも含まれます。（燃ポン本体が死亡 or ﾋｭｰｴﾙ・ﾀﾞﾝﾊﾟｰが死亡）　−燃料系
�BEZ-K（点火系）ECUの死亡　−点火系

どれも、ハードウエア自体の故障なので、ココでは交換できません。　−というか、そんな予備は手元にありませんし（＞＜）


「さて、どうしよう・・・」

ローダーを呼んでPCにお任せした方が、はるかに楽な気がしてきました。

心が折れそうになるも、　ローダー呼ぶ前にちょっとヤっておきたい事があるので、試してみることに。。。



今できる事といったら、原因個所の特定or推定くらいです。

ここで初めてボンネットを開けて、エアフロにアクセスしてみました。



エアフロのコネクターは非常に堅いので、抜く事は考えていません。

で、コネクターをグリグリしてみる。　こんなので直る訳は無いのですが。（T_T）


で、エアクリーナーBOXの真下に位置し、燃料ライン上に鎮座しているﾀﾞｲｱﾌﾗﾑ・ﾀﾞﾝﾊﾟｰとﾌﾟﾚｯｼﾔｰ・ﾚｷﾞｭﾚｰﾀに目がとまった。

これはインジェクターで消費され無かったガソリンを、タンクに戻す役目を担っています。

コレらにはバキュームラインが繋がっているので、どうやら負圧で作動しているようです。

運転席側にあるﾌﾟﾚｯｼﾔｰ・ﾚｷﾞｭﾚｰﾀを見た瞬間に　「バキュームパイプが外れたか？」と直感！

燃料系に原因があるとしたらココかもしれません！！


で、早速吸気パイプを連結するくの字型のﾁｭｰﾌﾞにラインを押し込んでみる。　このパーツの予備も持っていたので、ラインがエンジン下部に落ちない様に注意しながら（←重要）、継ぎ目のゴムﾁｭｰﾌﾞを新品に交換する。


念のため、２つのダンパーをレンチで『コンコン…』と　こずいて作動するように促してみた。（←おまじないです）


で、この状態のまま、ＩＧキーを回してみることに・・・

コレでムリだったら即ローダーを呼びます。


きゅるるるるるるるるｒ・・・　ru・・ru・・


「！」

初爆が来ました！

ここまで来ればなんとかなるか？-と希望の光が見えた瞬間でした。＼(^o^)／

そこで、運転席側に戻り　非ｱｲﾄﾞﾘﾝｸﾞ状態でＩＧキーを回します。



すると・・・



きゅるるるｒ・・・　ru・・ru・・


DOooo・・・・



―っとエンジンが起動したのでしたあ！！！＼(*^o^*)／

「知恵と勇気」を捨てない限りなんとかなるモンだなぁー　と改めて肝に刻んだのでした。


ここで念のため空気を吸い込んでいるエアフロ上部を半分手で覆い、吸気を遮ってみた。

すると・・・、回転数が一瞬落ちかかった後、”回転を落すまい”―とエンジン回転数が上がりました。

どうやら、ＩＳＣＶは正常に作動しているようです。つまりエアフロも正常に機能している事になります。今は…


エンジンを切るともう起動しないかもしれないので、このままエアクリーナーＢＯＸを取り付けて、４時間も居た市原ＰＡを後にすることができました。


めでたし、めでたし。


が、メーターを改めて見てみると・・・





うぉぉ！水温計だけ動いていません！


メーターのヒューズ切れでない事は確かなので、ＰＡ出口の加速車線の脇にクルマを停めてボンネットを開けます。

水温計の温度ｾﾝｻｰはハウジングの冷却水送り側に付いているので、指でグリグリしてみる・・・

すると針が1/5目盛りほど上下してから”ストン”と落ちます。

「水温計自体の故障かなぁ？」　と首をかしげていると、ﾗｼﾞｴｰﾀｰ・ﾌｧﾝが回りだしました。


しかし、いつもよりﾌｧﾝの音がデカいので覗きこんでみた。


ぬぁぁ！右側のファンが回ってない！


ヒューズは先ほど交換した３０Ａのやつなので、「ファンリレー部位が死んだ！？」と直感した。


とりあえず、ファンを回す温度計（冷却水のエンジン戻り側にある）は生きているので、オーバーヒートの心配は無いハズだ。


そのまま運転しても大丈夫と判断し、ＰＡを今度こそ後にできたのでした。



で、そのままＰＣ千葉に直行。

入院検査となりました。


ＰＣの駐車場にて３〜４回ほどエンジンの再起動をしてみましたが、ｱｲﾄﾞﾘﾝｸﾞ状態でのエンジンの掛かりは悪いです。

クﾗﾝｷﾝｸﾞがかなり長いです。エアフロでは無さそうです。

燃圧を確保できてないのかもしれませんね。　あと前々から思っていたのですが、ＥＺ−Ｋがそろそろヤバいかもしれません。



さて、結果は如何に？



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