さて、先日の一件以来My928は休眠中です。

イカれてしまった例のECU"Blower Final Stage"ですが、これの新品は￥47.040円もします。。。　(-_-；

＃むぅ、相変わらずECU関係はお高いですな・・・

ですが、このECUは本来は消耗品ではないので、今回は中古品を使います。

まさか壊れるとは思ってなかったパーツなので、手持ちのストックにはありません。

で、オークション等でググってみたのですがヒットしません・・・　(-_-；；

しょーがないので、日之出モータースさんのストック品を購入することにしました。

さてさて、　ファイナルステージECUが来る前に、実はやっておかなければならない事が一つあるのです。

それは以前の日記で記したラジエータファン（左側）の回転が渋い原因を調査することです。

前回はラジエータファン外すのがイヤだったのでその場しのぎ？をしましたが、この部分は以前からファンのヒューズが融解したり今回はファイナルステージ内のレギュレータが逝ったりと、何らかしらの不具合を抱え込んでいるようなので、その原因を根こそぎ解決すべくファンの摘出に踏み込みます。

ワークショップマニュアルによると、事前にエアポンプのホースとステアリング用ATFリザーバーのみを取り外せばよいらしい。

で、取説通りラジエータ上部のピス２本を外すとファンユニットは ガタガタ・・・と動く様になった。

んが、　ソコはやはり９２８でした。

そーは簡単に摘出できない構造になっています。　(-_-；；；

＃　また　このパターンかいな　(T_T；

とりあえず太いアッパーホースが摘出進路を完全に塞いでおりファンユニットを上に持ち上げることができません・・・　

冷却水のホースを外すのはイヤなので、太いアッパーホースを指で完全に潰してエンジン側に寄せて何とか摘出空間を確保しました・・・

んで、つらい体勢のままもう片方の手で引っ張りあげると、なんとかファンユニットの顔が出てきた・・・

んが、何故かこれ以上上に持ち上がりませんっ　(>_<)

何かが引っかかっているようですね。

よーく観察すると、助手席側のラジエータコアに挿してある水温センサの飛び出したナットの出っ張り部分に、ファンユニットの端が１ｃｍ程干渉して持ち上がりません・・・　　

＃　うーん、困ったゾ。。。　　

９２８のラジエータは上下４つのブッシュマウントで仮固定されているだけなので、上の２つのマウントを外してやれば比較的自由に動くのデス。

そこで上部左右のマウントを外し、さらに邪魔なステアリングATFリザーバを隅へ追いやるため、運転席側のデスビキャップを外してスペースを確保します。(^_^；

＃　あいかわらず整備性は良くないっスね、９２８。

で、かなりファンユニットが動くスペースを確保出来たので、さらに力を入れてユニットをひっこ抜く・・・

のですが、ユニットの１／３程までしかやはり引っ張りだせません・・・

アッパーホースを左手で潰してスペースを確保しながら、右手で引っ張り出す―というシンドイ体勢が続きマス・・・

＃　ぬぅお―――――　　　腰がイテぇ～～～　　(T_T；

何かが未だ引っかかっているようなので、さらに注意深く観察すると、　左右のフェンダーパネル板にユニットの左右が干渉して抜けないではありませんかっ！！！

＃　うぅ　９２８はなんつー作りをしてやがるんだ・・・（解ってはいるのですが）

　【教訓】
　急がば回れ　；　９２８をイジるときの心得です。

　冷却水がこぼれますが、アッパーホースを外すのが正解のようです。

　ちなみにこのホースを外さないと助手席側のIGコイルも取り出せない構造になっています。　（プンすか！）

でも今はホースを外すのがイヤなので (^_^；、　ユニットの摘出は諦めて、問題のファンそのものを取り出す事に予定変更です！

隙間はそこそこ確保できているので、ファンモータを固定している３つのナット（M10)を外してコネクターを抜くと、隙間からスルリとファン本体を摘出することに無事成功！！　＼(^o^)／

　← 「あぁ、取り出せて良かった・・・」

※【注意】この黒いファンのフィン部分はカッターの刃並に鋭いので、指先で不用意に触れると必ずケガをします。

私も指を切りました・・・　　イテテ・・・

苦労して摘出した左側のファン本体。
しつこいようですが、このファンのエッジ部分（フィン）はカッターの刃並に鋭いので注意してくださいネ。

SSTでCクリップを外しマス。買っておいてよかった(^_^；

さてここから先はギアプーラーを噛ましてモーター部分を押しだそうと試みたのですが、写真をみての通りファンのフィンの配置が邪魔をしてプーラーをうまく掛けられません・・・

しばし悩んだ末、プラスチックハンマーでモーターの芯をコンコンと叩いてみる事にした。

かなり硬ったのですが、徐々にスライドして　なんとかフィンとモーター部分の分離に成功！！

で、モーター部分を軽くコンコンと叩くと大量のゴミ（カーボン）が出てきた・・・　(-_-；

＃　しかし・・・　この量は異常だ。　　カーボンブラシが削れてるのか？

エアダスターで掃除を試みたのですが、まるまる１缶を使ってもまだカーボンが出てくる始末っス。　もう諦めました。

※ 微粒子がヒドイので必ずマスクを付けましょう。

フィンの内側。　ボッシュのマークが入っており、52.0927.01 と　3 136 613 101 の２つのNoが見られる。

このフィンはBOSCHの汎用品みたいです。

で、これが問題のモーター部分。（掃除後）

手で軸を回すと１ラジアン毎にブラシが ”ゴリっ” ―と軽く引っかかるような手応えがある・・・　(-_-；；；

＃　やはりカーボンブラシが削れてるのか？　（泣）

試しに電極に９V　０．１Aの電気を流すとモーターがゆっくりと回り始めた。

動作は問題ないようですが、　１周毎に　”ガタっ”　”ガタっ”　と振動がでています。　モータの向きを変えるとたまに引っかかって回転が止まったりもします。

なんとかブラシ本体を交換できないものかと、モーターをじっくり観察するも、完全に封印された構造で手がだせません。　(T_T)

＃　むぅ、　やはり全ての元凶はコイツだったのか。。。。。

一連の不具合は『モーターのブラシ不良により回転停止 → 回路短縮により過電流発生 → ファイナルステージECUのレギュレータを破壊』と推論できました。

今回は２次災害（故障）を誘発していたみたいですね。

さて、このシールはご臨終を迎えたファンモーターに貼ってあるシリアルNoです。　

このパーツは消耗品と割り切って新品を購入します。　もちろんボッシュ側のパーツNoで注文っス　(^_^；；

あ～ぁ・・・　このままMy928は秋を迎えそうな気配です。